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大阪城パラディオン~将星☆真田幸村~ [観劇感想(その他)]

「大阪城パラディオン~将星☆真田幸村~」
2016年12月11日(日) 11時 サンケイホールブリーゼ 1階後方センター



「紅に燃ゆる~真田幸村 紅蓮の奏乱」に、かなりかなり嵌っている。
私にとっての「幸村」は最初から悠浦さんだった。
そう、桜花さんの「幸村」は、イベントでしか見たことが無かったのである!
ふと思い立ち、桜花幸村を見るために、サンケイホールへ出かけたのでした。

やはり桜花さんは真ん中のスター。幸村は真ん中で輝く赤い星なのだ。
退団されても、全然変わりなく輝いておられるのが見事な方。
「真田幸村」という、絶望的な状況でも、周囲の人々を惹きつけ、士気高く
率いていける人物は、桜花さんがぴったりなのだと思った。
(もちろん悠浦さんもぴったりだと思います)

桜花さんの幸村は人外の存在で、そこは桜花さんらしく美しく存在していた。
ただ、私は人外の力で話を付けるのが、実はあまり好きではないので(好みの問題)
ストーリー的には、「うーん、なんだか・・・」もにょもにょと思ったのでした。

演出は、所々はやみ先生だあ~♪という個所があり、とても楽しかった。
でも登場人物全体がスターだからか、それぞれに歌舞伎張りの見せ場がある反面、
全体にスピード感が不足した印象。特に殺陣が。刀ではなく槍がメインだからかな。
やっぱり「突く」より「斬る」ほうが派手だものね。

太鼓は凄かった。太鼓技を見せていただき、堪能。すごい迫力。ひたすら感動。
太鼓のお兄さんお姐さん方も戦ってらっしゃいましたが、筋肉が凄いの!

という感じで、ストーリー的にあまり納得いかなかったけど、それ以外は
十分楽しめました。


201612パラディオン.jpg


太鼓×歌劇
「大阪城パラディオン~将星☆真田幸村~」
作演出 北林佐和子
音楽 松岳一輝
振付 伊瑳谷門取/はやみ甲
監修 北川央(大阪城天守閣館長)


あらすじのところに
「その出生の秘密ゆえ、人知を超えた智謀と戦闘能力を持つ幸村」
と紹介してある。つまり、最初から違うのだ。人じゃないのだ。
だから戦う相手も、人ではない。淀君も徳川家康も、人である間は幸村の敵ではない。
人でなくなった時に、敵となる。
この幸村は、かなり孤独だ。人の外にいて、人でないものと戦う。
仲間はいるけれど、彼らとは決定的に、違う。
この世界では、スーパーヒーロー幸村が魔物と戦うのだ。魔物は人に憑依して操る。
幸村は、人は斬らない、魔物だけを斬る。・・まさしく正義のヒーロー。
たとえ「人として」敵対する陣営にあっても、人間は敵ではないのだな。
たまたまこの時代、大阪夏の陣、冬の陣という時代にあらわれただけ。
連載物なら、いろいろな時代で、幸村(この時代の名前)と、妖は、
人物を変えシチューエーションを変えながら戦うのだ。
物語の中でも、少しでていた。前回は、平安時代の玉藻の前(と修験者?)、
その前は、唐の国で楊貴妃と(安禄山?)として戦っていたような・・。
「淀君と幸村」は、長い長い物語の、一場面に過ぎないのだ。
そして、この物語では、幸村は敵である妖を斬って、死ぬ。
この回はこれで終わり。また次の時代、誰かに生まれ変わって戦うことになるかも・・
という連続性の余韻を残して終わる。(終わったように感じたの)
これが、「紅に燃ゆる」とは全然違うところ。あれは、「幸村」の話だった。
あの時代、あの人物でしかありえない、ひとりの人間、一人の男、幸村の物語。
だから、幸村像も、まったくまったく違いました(当たり前か:笑)

私は(冒頭にも書いたけど)人間が人間の力でどうにもならない状況で頑張る!
というのが好きなので、やっぱり悠浦幸村はやみ作品のほうが好きですね。
(似た台詞や振付がいっぱい出てくるんだもん、はやみ先生も私と同じ好み?:笑)

そして、大変蛇足なことですが、このストーリーに、「監修」って
必要なの?と思いました(どこを監修されてこうなったの?って:笑)


真田幸村(桜花昇ぼる)
母が鬼なのだそうな。幼少時に鬼界?へ帰ってしまったというシーンがあった。
幸村は、昌幸が鬼との間に作った子という設定で、父と母の間に愛があったのか?と
かなり悩んでいた。(まーどーでもいいんじゃない?という気もするが、これは幸村の
アイデンティティにかかわる重大事項のようだ。この設定だと、兄の信之が出て来ない)
結局、アイデンティティを確立して、最後は人である才蔵を愛していると認めることも
つまり人を愛することもできたようだ。悲劇の中にも、一服の清涼剤というか、
大変よかったと思う。(そのせいで、才蔵がやたら女女していたのがちょっと・・)
人と妖の間でのアイデンティティの喪失、人外の孤独と、仲間の人間たちとの交流、
秘めた愛、・・・とにかく美しい。人外の存在という雰囲気が見えました。
そういえば、私、桜花さんのお芝居ってあんまり見たことなかったかも。


後藤又兵衛(鳴海じゅん)
軽い。大変軽くて現代チック(ほら、どこを監修したんですってば!)
名誉も金も、あんまり関心がなく、縄張り意識やプライドもなく、とても純粋な人物。
彼の人柄は、団右衛門さんが紹介してくれたが、幸村と親友になる場面が
なかったような。あったかな?曖昧な記憶。
幸村の才能に心服している場面があったけど、もっと二人が親友になる場面があれば
見たかったな~と思います。いきなり親友な雰囲気を感じたから。気が合ったんだね。
思えば「紅に燃ゆる」の才蔵は、後藤又兵衛のキャラに才蔵の役目を足していたのね。
鳴海さんも美しいわ(ド金髪だけど)。
宝塚で見ていた時は、こんなに目立つ人だとは思ってなかった・・小柄なイメージ
あったから、大きく見えてびっくりしました。


木村重成(麻園みき)
真面目一徹って感じでした。九度山へ誘いに来るのは、木村重成だったのですね。
今回、周りが多すぎて、一度ではよくキャラが分かりませんでした。すみません。


長曾我部盛親(あずみれいか)
裏切りそうで、裏切らなかった人。家康ともお話しされてますし、妖がついてるのか
ちょっと疑ってしまったり・・と、思わせぶりな方でした。


塙団右衛門(未央一)
大活躍!幸村と又兵衛以外では、一番目立っていた。又兵衛は容姿から目立ってたので
それ以外でいえば、ダントツに、団右衛門さんがキャラが立っていた。
役割でいえば、二番手くらいの重さがあるような・・ストーリーテラーであり
一人だけ生き残り(先週の大河ドラマでは一番に死んでしまったけど)、
最後まで彼らのことを語り継ぐ人物。唸るほどうまかった。
語り部と団右衛門の切り替えの上手さ、年齢の重ね方・・感動的。
私はかなり団右衛門さんに共感しながら見ていました。


大野治長(友麻亜里)
淀(妖憑き)にたぶらかされている男、としか思ってなかったら、あらびっくり。
最後にはお味方に。豊臣方、淀さまが圧倒的な存在感だったので、大野治長の影が
薄くなってしまったような気がしました。それだけに、最後の最後にびっくりな
存在を見せてくれました。


淀(こだま愛)
さすが「敵」です。すごい迫力と妖気でした。美人なのに怖いよ。
でも妖取れたら、優しい表情。
妖に乗っ取られているときと、本当の淀様の時。
声も演技も完全に違っていて、お見事!


豊臣秀頼(風早優)
秀頼さま、やっぱりマザコン・・・と思う設定でした。それにあまり若くなくて
(すみません)風早さんでは、本当はもっと貫禄出てしまうから?なかなか大変。


霧隠才蔵(平松沙理)
幸村の腹心の部下として立ち働く・・んだけど、なぜにこんなに「女」を前面に
出しているの???と思っていたら、そういう設定だったんですね、と幸村さまは
彼女を「女」としてみていたからなんですね。だからそれに応えて、才蔵も
女っぽく、色っぽく、振る舞っているのかと。(「才蔵」と名乗る必要が無いように
思うのですが・・2代目とか襲名するような名跡なんでしょうか?)
ヒロインですね。(「紅に」の才蔵もヒロインだった、ある意味。そしてあちらは
佐助が実は女でしたが、女である必然性も、「佐助」と名乗る必然性もあった。
才蔵は、女らしすぎて「才蔵」と名乗る必要性が分からなかったよ~)


徳川家康(要冷蔵)
敵と思わせてて、実は敵じゃないんですね。貫禄はさすがの家康殿。
そして淀殿と同じく、妖に疲れているときは、声から演技から全然違う。
そこがお見事でした。唯一本当の男性ですが、違和感ありませんね。
(古川雄大くんが歌劇に混じっても違和感ない!という意味とは違い:笑
まわりの女性が、おじさまが上手すぎて、区別がつかないってことです)
見事なおじさまですよ~


打打打団 天鼓
2幕の幕開き、素晴らしかった。それ以外も素晴らしい迫力でした。
歌劇の舞台に違和感なく溶け込み、主張しすぎず主張するその存在感。
太鼓がここまで音楽を奏でるなんて、感動的でした。


というわけで、桜花幸村を堪能しました。
おりしも、また3月に悠浦幸村が奈良で1日限り公演すると聞き、
これはまた絶対に見に行こう!と心に決めました。私の幸村は
悠浦幸村(&楊才蔵)。ひよこの刷り込みのようですが、大層気に入ってます。

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コメント 6

ミカ

OSKの幸村、奈良で1日だけ・・1日だけなんですよね~
この情報、友達から レオンジャックに誘われて
「行くよ~」と返事した次の日に知り
ショックを受けております(>o<)
(レオンジャックへ行くと行った日が幸村とかぶってしまいました)
1日だけなんてもったいないから・・
大阪でも・・・・と願っているのですが・・
才蔵さまに会いたいです (T^T)
by ミカ (2016-12-16 12:57) 

えりあ

奈良で一日だけの公演ですね。「紅に燃ゆる」は、内容が良かったので、また再演あるかなあと思ってましたが、こんなに近い時期とは思ってませんでした(^^;)
私は行きます!(笑)見てきますね~幸村さまと才蔵さま、また変わってそうですよね~

by えりあ (2016-12-17 20:20) 

ミカ

観劇レポ楽しみにしていまーす (。◕ ∀ ◕。)
by ミカ (2016-12-19 12:49) 

えりあ

は〜い!見れたら絶対書くから(笑)見に行けるよう頑張ります。

その前に、インバウンド向け公演「SAMURAI」が幸村チームで、
悠浦サムライと楊ニンジャらしいですね(*^^*)
こちらも行かなくては〜♬
by えりあ (2016-12-20 12:35) 

ミカ

GEISHA&SAMURAI ですね (^O^)
私も行きます~ ♫
1時間でこの値段は。。と言う声もちらほら聞こえますが
私は3月行けないので ちょうどよかったです (*^_^*)

by ミカ (2017-01-05 15:47) 

えりあ

GEISHA &SAMURAI
折原さんと悠浦さんが一日三公演・・大変だなあと。
(城月さんと実花さんもだけど)
値段に見合う内容だと思いますよ~富裕な外国人観光客向けですが(笑)日本人も見れてよかった。結構楽しみです♪
by えりあ (2017-01-05 20:56) 

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