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宝塚月組「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」東京 [観劇感想(宝塚)]

宝塚月組「グランドホテル/カルーセル輪舞曲」東京
2017年2月25日(土)11時 生協貸切。1階上手


「グランドホテル」の役代わりがどうしても見たくて、
でも日程あわなくて東京でやっと見られました。

エリック:暁千星、ラファエラ:朝美絢、フラムシェン:海乃美月

Bパターン。見に来て良かった!このキャスト嵌ってる。
ラファエラが初めて女性に見えた。朝美さん、歌うまい。

もちろん男爵とエリザヴェッタ、オットー、は素晴らしく、
この3人の主役のうまさは絶賛だ。運転手、ドクター、実業家。
強烈なインパクトのある実に味わい深い脇役陣。

ショーは安定の「宝塚らしい」ショーで、頭の中がパリになる。
さっきまでベルリンだったんだけどね。黒燕尾が素晴らしく好み。
月組って結構踊るんやん!と改めて思いました。

前回見たのが正月2日。なんだか遥か昔みたい。
東京に来るといつも感じる事ですが。思い出しながら見ました。

201701月グランドホテル横2.jpg



「グランドホテル」

全体に完成度の高い作品で、役者に過不足がないのでとても楽しめました。
ただ、やっぱり人が余っててもったいない・・・宝塚向きじゃないなあと
改めて思います。
今回は役代わりを見たかったので、それと中心に書きます。
(全体の感想は1月2日にみて書いてます。過去記事ご参照下さい)

ファラエラ(朝美絢)
今回、ファラエラとエリザヴェッタの背の高さがそれほど違わず、
(いえラファエラが大きいのですが、以前見たときはとても身長差があり
ラファエラが、十分マダムを守れる男性のように見えたんですよね)
ラファエラは「女性でありながら、女性であるマダムのナイトになりたい」
と思っている。でもそれは(当時の常識で)「大変不自然なでことあるから、
その想いは決して表に出してはいけない」という葛藤がある。
だから、あくまで女性なんです。「男役」という女性が男性を演じる
虚構の世界である宝塚で、「男になりたがっている女」という役は、
大変ハードルの高い役だと思います。男に見えてはいけないから。
ラファエラは、時々娘役もする(できる)朝美さんがぴったり。
女でありながら、男のようにマダムを守りたい。そんな想いが見えました。
本当に美人でしたね(ラファエラはあまり美人じゃダメだと思いますが)
暁さんはお化粧が濃すぎて、美しさを損なっていたと感じましたが、
朝美さんは、きりりと美しい女役になっていました。
力強い美貌の女を演じられる男役・・、大湖せしるサンを思い出しました。


エリック(暁千星)
ホテルのフロント係で、子供が生まれるという喜びを歌う方。
このホテルで「時間がない!」と登場人物のほとんどが暗い不安を
表すなか、彼だけが「子供が生まれる」という明るい不安の中に居る。
そして不安を持つ全員が、何らかの結末を迎えるなか、彼は明るい
結末を手に入れる。そして最後にその喜びを歌い上げる。
若くて明るい希望に満ちたホテルマン。彼には最初から不安が無くて。
朝美エリックよりずっと脳内の割合が 私情>仕事 な感じがした。
(こらこら、ちゃんと仕事しろよ〜って感じもあるくらい:笑)
エリックはラファエラと同じ旋律の歌を歌うのですが、この歌は難しい。
エリックは背景のように、唯一の希望を歌うので、邪魔にならないように
印象的に歌わなくてはならない。朝美さんのときは普通に聞いていたが
これが結構難しい事に気づいた。暁さんはまだ若いから、これだけできたら
十分かとも思いますが、やはり抜擢されている以上、もっと頑張って〜と
欲張りなこと思ってしまいますね。

フラムシェン(海乃美月)
可愛くて打算的な、普通のお家の若いお嬢さん。恋人(と思っていた男)に
捨てられ、もしかして妊娠してるかも?!という不安の中、次の仕事を
探さなくてはならない。女優や華やかな世界に憧れ、あわよくば・・と
もくろむ。(が、大抵だまされて不幸な結末をたどるんだよね。)
実業家の愛人兼務秘書の仕事も、一旦は納得しながら土壇場で怖くなる
という、本当に普通のお嬢さん。
今回の海乃さんは、早乙女フラムシェンより打算が見えた。早乙女さんの
演じるフラムシェンの方が頭軽くて(ごめん)、計算が単純明快なんだけど
海乃フラムシェンは良心が結構あって、打算の中に葛藤も見えるというか。
海乃フラムシェンのほうが、オットーとお似合いのように見えた。
この後、「ママは若い頃女優になりたかったのよ」といいつつ、
平凡な主婦を楽しみそうな気がする。オットーも生きる張り合いができて、
一病息災で長生きしたりして。
早乙女さんも海乃さんもどちらも可愛くて素敵なフラムシェンでした。


あとは、もう語る事もないほど、キャスティングが嵌ってます。
(作品自体は定評があるものの再演なので、特に言う事なし)
男爵は、貴族の誇りからの善良が残るゆえに悪事に徹底できないところが
珠城さんがとても似合っていて、彼の行動すべてが納得できる。
不幸な出来事が、すべて必然に思えていくところは、さすが。
疲れたプリマドンナは、可愛いイメージを払拭して大人の女を演じきった
愛希さんが素晴らしく。
オットーの美弥さんは、「もうひとりの主役」間違い無し。
しょぼくれた死にかけの中年男が、なんともいじらしく可愛らしく感じる。
この役を主役に見せるのは役者の力量だと思うので、改めて美弥さんの
演技力に感じ入った。


「カルーセル輪舞曲」

宝塚らしいショーで、「わー綺麗、衣装豪華〜セット豪華〜人数多い〜
いろいろ高そう〜」と何も考えずにポーっと堪能していた。
(徒歩15分の距離で上演中のOSK「鬼ノ城」が、裏がありまくりの
台詞に無い台詞が山積みなので、頭フル稼働で見てるから。)

今回気づいたのが、字月さんの歌のうまさ。芝居が巧いのは知って
ましたが、歌も!前回大劇場で見たときは、多分オペラグラスで
朝美さんとか暁さんとかを探していたので気づいてなかったのでしょう、
みんなが踊っているところで大変良い声で素晴らしく歌い上げていたのが、
字月さんだった。実は月組で一番注目している人かもしれない。

何も飾りが無いシンプルな黒燕尾。白いドレス。
この場面が大好き。やっぱりシンプル黒燕尾は美しい。
白いドレスはもう少し裾を翻しても良いと思うが、十分美しい。
こういうショーは大好きです。

頭の容量が他で使われているので(笑)ショーまで記憶できなかった・・。

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