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宝塚月組「All for One」東京 [観劇感想(宝塚)]

宝塚月組「All for One」東京
2017年10月5日(木)18:30 2階10列センター


大劇場の初日以来の観劇です。楽しさは変わらず面白かった!
作品の完成度が高くて、役者も遣り過ぎず作品世界を壊さない。
目が足りないくらい、舞台上でいろんな人が話を進めていくし、
アクションシーンのスピード感!あの大舞台を所狭しと動き回り
大勢があちこちで戦う躍動感。気分が高揚するわ〜
その大勢が騒ぐアクション場面としっとりしたコメディ場面と
この緩急も素晴らしい。さすがは小池演出という綿密な計算。
一本モノだけどダンスシーンもたくさんあり満足。
いつ見ても楽しい!置いけぼりも、あちゃーも無いからストレスなし。
月組大好き!という気分になる。
この作品、大好きだわ。宝塚、楽しい!好き!となる作品です。


201707月三銃士.jpg


三井住友VISAカード シアター
浪漫活劇(アクション・ロマネスク)
『All for One』
~ダルタニアンと太陽王~
脚本・演出/小池 修一郎



ということで、東京です。今回は2階センターから見ました。
そうしたら、全体が見えてあちこちでいろいろな芝居が進行しているのが分かって!一回では見切れないよな〜としみじみ。台詞が無い人の表情も見逃せないし、みんな細かく芝居しているよね。


思いつくまま書くと。
冒頭プロローグの銃士隊の登場から盛り上がる。こういうの大好き。つかみはばっちり!このデニムの衣装も、よく見ると工夫があって、素敵。何より珠城りょうさんにとっても似合う。シンプルなデニム、コレが似合うトップスターも珍しいんじゃ無い?でもかっこいい!!と惚れる。またこのダルタニアンという役「純粋でまっすぐ、朴念仁?と思うほどまじめで信頼できる男」というキャラクターが、凄く嵌っていると感じるのですわ。珠城さんも遣り過ぎず、程よい練度で演じてくれるので、楽しく笑えて感情移入できる(もちろんルイーズにだ)。分かっててドキドキしてしまう露骨にテンプレなラブシーン。だがそれがいい、というパターンですね。見るたびに好きになる役者だわ。決して好みのタイプではないはずなのに、いつも褒めているような気がする。「グランドホテル」の男爵も代絶賛するほど良かったし(初演も好きだったのに)、もしかしたらすっごい好みの役者さんなのかも知れない(今ごろ何言ってるの?ですね)

そして今回のキーマンである「ルイ14世=ルイーズ」の愛希れいかさん。うまいわ〜ルイとルイーズの演じ分け、声や仕草。それが笑える。回りが自分の話をしていて、こっそり聞いているときの表情なんかも最高で!DVDには「愛希の顔アップ版」をつけてほしいと思うほど、楽しい。それが2階から見ていたもよくわかるのも嬉しい。
そうそう今回は、全員が、2階A席から見ていてしっかり表情というか感情が分かって、凄いなあと感動した。台詞の声も歌声もよく通るし、オーバーアクションも嫌みにならずに客席に分かりやすい。

ベルナルドの月城かなとさんも、美男子がまじめに気障っているのに笑えるなんて。この人は繊細な芝居ができる人なのですが、さすがに芝居がうまい人はこういうコメディもできるのですね!嬉しいわ。(いつかまた繊細な日本物の芝居を見てみたいけど、月組であるのかな?)月組にもなじんで見えて、なんとなく寂しく嬉しい。今回は、大劇場初日のように、「雪組公演」を思い出さなかった。珠城さん美弥さん、月城さん暁さんと綺麗な並びで、期待大だ。お芝居が上手い人なのを改めて実感。

もう一人特筆したいのが、沙央くらまさんのモンパンシェ侯爵夫人。この役は気を抜くと遣り過ぎてしまい芝居を壊してしまいそうな役。それをうまく寸止めしているというか、遣り過ぎる手前で止めて作品世界を壊さないぎりぎりのラインで印象的に演じているのが凄いなあ〜と思ったのでした。大劇場初日から高いレベルだったけど、東京終盤でも変わらぬこのクオリティ。さすが沙央さん。もともと雪の下級生時代から芝居がうまい人だと思っていましたが、女役でも自由自在。こういう女役ができる人は少ないと思うので、大事にしてほしい専科さんです。男役は色白の頼りない秀才(っぽい役)がはまり役のイメージですが、女役をすると色っぽい大人美女なのも嬉しい。→でも次の雪で退団なんですね・・残念すぎます。

今回過去のトラウマのせいで見ていて一番ドキドキしたのが、アトスさま。字月颯さんですわ。子供向け小説でも映画でも元々アトスが一番好みのタイプだから、もうアトスって言うだけで惚れそうなのに、私の思うアトスそのままをかっこ良く演じてくれて、「アトスさま〜素敵!」と、まるでアラミス神父に群がる貴婦人な気分でアトス様を物陰から覗きたい気分(笑)
ヒゲも好きだ。そういえば「ドン・カルロス」の衣装が多用されていて、懐かしい。あの時の主要男役ヒゲ祭りは忘れられない眼福だった。
字月さんについて言えば、「舞音」で注目し(遅いね・・・)、俄然、好みの役者?!と思ったのが、本作で爆発した気分です。ファンレター書きそうで危ないレベルにある。もうちょい声が渋かったら、お顔がすっきりしていたら、好みのど真ん中かもしれない(そういう人は滅多に居ない)。・・・ということで、月組では注目の方なのだ。

あと東京で注目してみたジョルジュの風間柚乃さん。大劇場のときにここ(ブログのコメント)教えてもらって、今回は登場時からじっくり見ていたら、えらい美形じゃないか。背も高くて(前回は珠城さんの隣に居るときに見たので、そんなに大きいと思ってなかった)美しい男役さん。これは次世代スターだなと納得した。

その次世代スター、いやもう既に4番手スターの暁千星さん。可愛い!いつ見ても美しくて可愛くて、猫ベッドに入れて撫でたいくらい可愛いお顔だ。でも大きいんだよね〜溌剌とした可愛いポルトスもいいじゃないの〜と思える。

ああアラミス様を書いてない。この役も暴走できるけど、きちんと止めているのが素敵なアラミスそのものの美弥るりか様。美しいです女たらしです。珠城さんと持ち味が正反対で素晴らしく特性が生きています。「グランドホテル」でも思いましたが、トップ2番手としては素晴らしい相関性では? そして三番手が端正な美貌の月城さんでしょ?その次が可愛い暁さん。タイプの違うイケメンそろえて完璧やん、月組。持ち味がかぶらないわ。更にはいぶし銀の字月さんも居るし、本専科レベルの名脇役ができる輝月さんもいるしね。
元々雪組の芝居が好きで、ご贔屓が居なくても通ってしまう組だったけど、月が好みになってきた。特にご贔屓居ないし2組ならいいか(笑)

改めて。まじめで誠実が魅力の男が似合う珠城さん、コケティッシュな魅力に溢れるダンサー愛希さん、そして女たらしで要領の良い美男の美弥さん・・「CANCAN」のキャストぴったりじゃないの〜!今の月組の陣容でしか再演でできないわよ!〜お願い再演希望。劇団にメールしてみよう。



娘役さんも書いておく。
アンヌ・ドートリッシュ(皇太后)の憧花ゆりの組長。ええわあ。この押さえた演技と声色の使い方が素晴らしい。肖像が通りの姿で妙な外人なまりのしゃべりで、登場すると観客の注意を釘付けするマリア・テレサ姫の海乃美月嬢。舞台化粧より普段化粧の方が美しいけど、あれはそういう役作り?
美人ぞろいのマザランの姪チームでは頭一つ抜き出ている早乙女わかば嬢。彼女はスペインの侍従に扮したアラミスにぞっこんとなるが、同じくアラミス神父に目を付けたモンパンシェ侯爵夫人に迫力負けしているので、マリア・テレサ王女よりも印象が薄いのが残念。アラミス・・どうするの?この始末?と改めて、厄介そうな女まで、すべての女性を平等に引っ掛けまくりですなと思ったのでした。

マザラン枢機卿やピゴー、スペイン大使などもう書ききれなく。
月組を見たら、「おとめ」を読みたくなる。綺麗な子が多くて覚えきれない!


フィナーレナンバーも素晴らしい。小池先生の初演のフィナーレは完成度が高くて好き。再演を繰り返すと「前回と変えよう」という思惑のためか、斜め上に進化するのが残念なので、今回はとてもすっきり満足。
男役大階段が素晴らしいの。大絶賛。近来まれに見る「私の気に入った振付」ですわ!(なんて主観的な評価だ:笑)


東京公演を見るといつも、タイプスリップ気分を味わえます。大劇場では月組の次の宙組も見たし(終わったし)、その次の星組をいつみようかな〜って思ってる最中なので、二昔前気分(宝塚ファンの思考だ)。
「もう一回見たいな」と思っている作品をもう一度生で見れて嬉しい東京。今回も大満足でした。東京に来て良かった!明日のお仕事も(出張に感謝して)頑張ろうって思えます。


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