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OSK「三銃士 La seconde」 [観劇感想(OSK)]

OSK「三銃士 La seconde」
2018年3月1日(木)18時30分 大丸心斎橋劇場 


OSKの三銃士を見てきました。
基本は原作本通り。1幕は少年少女文庫で読んだようなストーリーに忠実。
だから1幕終わって、「終わってしまったやん・・・?」と思った。
ダルタニアンと三銃士が活躍する冒険活劇のような「王妃の首飾り」編。
そして2幕は「アトスとミレディ」編って感じ。2幕の主役はこの二人だ。
さらに2幕の最後に「そして十年後」編がついてる。隊長ダルタニアン主役。
全部で3話構成?

人物は、はしっこまで役が付いていて、役割がきちんとあって、とても良い。
そこはさすがはやみ先生。でも今回は脚本がいつもの精彩を欠くような気がした。
話が3つも入っているからですよね。主役がぶれちゃったような気分。
ともあれ、ダルタニアン&コンスタンス、アトス&ミレディ、
王妃&バッキンガム公爵&ルイ13世 という関係はとても面白かった。

個人的には、アトスとバッキンガム公爵が、とてもかっこよくて素敵で惚れた。


201802三銃士isyou.jpg

ネタばれあります。

【公演タイトル】三銃士 La seconde
【作・演出・振付】はやみ甲
【出演者】
高世麻央・楊 琳・舞美りら・白藤麗華・愛瀬光・千咲えみ・天輝レオ・登堂結斗・
椿りょう・唯城ありす・雅晴日・凜華あい・京我りく/緋波亜紀(特別専科)


最初に書いたように、話が3つ入ってる。はやみ先生にしては、まとまりのない脚本だなあ・・と思う。人物は、はしっこまで役が付いていて、役割があって、そこは「はやみ作品」らしくとても良かったけど、脚本が、筋が通ってないというか3話がちゃんとつながってないというか。
いつもは、ストーリーが一本で、別の話がラストで面白いほど伏線が回収されていきピタリと話がひとつになって爽快感が得られるのに、今回は、「うん?」「そうなん・・・で?」という感じで、「そうだったのね!!!」という快感が得られなかった。みんな等しく悲劇だから?なんだか誰も幸せになってないので、哀しい。

まず第1話(1幕)の「王妃の首飾り」編。王妃アンヌとバッキンガム公が主役のよう。この二人の純愛と言うか悲恋が印象的。その影にあるダルタニアンとコンスタンスの少年少女の初々しい初恋もまた面白いのだが・・・あの高世さんに「初恋に喜ぶ純朴な少年」役って・・はやみ先生に突っ込みどころ満載だ。あの憂愁の貴公子、大人の端正さを誇る高世さんに、「田舎もんの純朴少年」って、もう何がなんだか。ということで、私には妙な違和感があった。すみません。高世さんのノーブルなお顔お振る舞いで「田舎少年」と言われると、つらい。何人もの美女を袖にしたような雰囲気で、「初めての恋」って言われても・・・頭の固い私にはなかなか受け入れがたかった。
何の制約も無かったのなら、「王妃の首飾り編」を2幕モノにして、高世さんはバッキンガム公爵役が似合ったと思う(王妃は千咲さんのままでOK.)。その悲恋を出会いから丁寧にたっぷり描けば良かったのに。2幕のイギリスからの戦争も、バッキンガム公爵をメインにしたら、そりゃ面白かっただろうに。イギリス王族の公爵と、フランス王妃の許されない恋。さらに二人の恋を知るフランス王ルイ13世は王妃に片思い。なんて素敵な三角関係!バッキンガム公爵の暴挙(戦争)をみて、王妃は王と生きていく。王は王妃の悲恋を知って支える。素敵なストーリーじゃないの〜って自画自賛(笑)→ただの私好みだ。
フランス側として、三銃士とダルタニアンには活躍してもらうけど、それでいいやん。新しい三銃士の物語だね。高世さん主役なら、私は「立場ゆえ結ばれないが愛する人を救いたい」フェルゼン伯爵のような,、それでいて強気の権力者バッキンガム公爵の高世さんが見たかったわあ。

ま、妄想はおいといて。高世さんのダルタニアンは「少年」という設定ですが、やっぱり貫禄は出てしまうし、アトス達との年齢差が無いように見えた。とはいえ、アトスは一番年長者のリーダーに見える。態度や言葉遣いが、大人の男だ。楊さんアトス、いつもよりかなり声を抑え、表情険しく、アトス様になっている!!嬉しい。私はアトスが一番好きなので、今回も楊さんに期待していたが、やっぱりアトス様大好き!!と思えるアトス様。こんな渋くて大人の男な楊さんが見られて嬉しい。かつて『開演ベル・・』で見た可愛い少年が似合う楊さんだったのに、こんな大人の男もできるなんて。大きくなったね~と感動しました。カーテンコールでは、いつもの可愛い声の明るい楊さんですもんね!衣装はアトスでも別人だよ。しっかり創ってるなあって思った。ほんとに素敵なアトスです。2幕は主役レベルだし、ミレディとの確執と心の傷、濃いお芝居でした。
あ、アトスについて語ってしまった。

ストーリーですね。1幕終了時に、「王妃の首飾り編」は解決してしまいました。
で、2幕はバッキンガム公爵の本気と、ミレディの復讐。ところがコレ全部ミレディの勝利に終わるのですね、ミレディ凄い! ミレディ主役なんじゃ??と思ったくらいだ。
またミレディの白藤さんはこういう役になると本領発揮というか、生き生きしてますね。素晴らしい。そのミレディの最期も素晴らしい。これぞ「悪女」という足掻き方。なりふり構わず弱い女を全面に出して哀願。すがりつく女を冷酷に見下ろすアトスの瞳。
このミレディ処刑の場面。泣き縋って哀願する女に、主人公ダルタニアンですら助命の動きを見せないという・・宝塚ならあり得ない展開。宝塚なら、ダルタニアンが復讐の葛藤を乗り越え、許してやれといいミレディが改心しアトスとハッピーエンドで終わりそうだ。(偏見かもしれんが、哀願する女(いくら悪女でも本心でなくても)をトップスター含む男が4人で殺さないと思うの)。この場面の冷徹さはOSKらしくて、とても興味深い。
これで終わった。と思った。
そしたらまだあった。3部というべき「十年後」だ。いきなりマザラン枢機卿が出てきて、かなり嫌われている。そんな人だったっけ・・と思いつつ見ていると、銃士隊長になっているダルタニアンが仲間を捜しにいく(隊長くらいだとまだ高世さんに似合うわ)
敵味方に分かれる四銃士。アトスとアラミスは、反マザランのボーフォール公と組んでたんですよね〜。王妃はマザランと組んでいるから、隊長のダルタニアンと考えてなかったポルトスはマザラン派。ここで対立してどうなるのか?と思ったら・・え?こういう結末ですか?ボーフォール公はどうなったの??マザラン派になるの?? 結局この4人はどうなったのか全然分からないまま終わった。分かったのは「友情が一番大事」だけだ。
そりゃそうだけどね・・・と、なんかもやもやする。この時代、主義主張立場で利害が対立し、いろいろともめている。友情は良いけど、理想は?使命は?と気になった。
無理矢理理解すると、アトスとアラミスはそのまま反マザラン、ダルタニアンとポルトスは王妃(マザラン)側と。「敵味方に分かれても、直接戦いはしない」と誓った、という事で良いのかしら。ダルタニアンはそのまま体制側で将軍に出世しているようだし。よーわからん。

ということで、ストーリー的には?が飛ぶ内容だったが、役者的にはとても光る人がたくさん発見されて嬉しかった。では個別に。


ダルタニアン(高世麻央)
ガスコーニュ(田舎)から出てきた少年。この辺りの設定とか諸々、「みんな原作くらい読んでるでしょ?宝塚とか映画みたでしょ?」って感じで、すごい省略感(笑)があった。
もう田舎者少年設定無くてもよかったのにね。高世さんは貴族出身の銃士隊員って、思いたい奴は思えばいいよって放置していると思うほど説明が無かった。
一部では、三銃士との信頼感、そして同じ苦しい恋に悩むバッキンガム公爵との友情、コンスタンスとの恋と、大活躍。冒険活劇みたいで楽しい。高世さんの少年姿はなかなかレアものだと思ってみていた。
2部はミレディとアトス編になってしまったので、そのお手伝いという感じになってしまっていた。コンスタンスを失ってからはもう、復讐あるのみ。第3部の10年後は、なんだか使命感が感じられなくて。なんか投げやり。結局ダルタニアンは、三銃士と一緒に居たかっただけなの?という終わり方でした。ダルタニアンが主役なのに、なんだか話の本筋を動かしてない描き方で、ちょっと違和感ありました。1部も2部も3部もダルタニアン視点だから主役なんだけど、心理的にね。
ということで、退団前の最後のお芝居がこれか・・・という諦念とともに、いや少年の高世さんを楽しむのだ!と頭を切り替えて楽しみました。


コンスタンス(舞美りら)
アンヌ王妃の侍女の一人。でも40ほどと年上の夫が居る少女の設定。ダルタニアンと恋に落ち、初々しい幸せな恋人達をみせてくれる。舞美さんは少女が似合う。可愛いのよ、顔だけじゃなく仕草や声が。ダンスも素晴らしく美しい。
今回のコンスタンスは、2部はちょっと活躍したけど、三銃士と一緒にではなかったし、2部ではダルタニアンと会えたとたんに殺されてしまい、とても可哀想でした。
王妃様も匿ったなら、さっさとダルタニアンとは会わせてあげたらよかったのに。なんで放置しておくのよ!と思ってしまいました。まさか忘れてた・・?(笑)夫はどうしていたのかしら?みんな存在忘れてる・・? というほどコンスタンスの夫の存在感は薄い。この「既婚」という設定は「王妃と公爵の悲恋」との対比で置いただけ?ダルタニアンが公爵に共感するためだけの設定?と思える。コンスタンス自身も、罪悪感なく「ダルタニアンの恋人」と称しているし、夫はどうした?と思う。王妃とコンスタンスでは、「政略結婚の夫」への思いが全然違いますね。
ともかく、初恋に浮かれる少女は可愛らしかった。舞美さんの良さが生きてました。そして舞美さん歌が良くなりましたね、武生効果でしょうか?


アトス(楊林)
三銃士のリーダー。落ち着いた大人の男だけど、心の傷が大きくて哀愁を背負ってる。私が原作からいろいろな作品(宝塚も映画も)で一番好きなのがアトス。今回のアトスも、好き。黒髪に哀愁背負った背中が大人の男の雰囲気。押さえた口調に動作、渋い男。素敵。
彼は1部では脇で活躍するだけですが、伏線を張りまくり、2部では主役。彼の心に大きな傷をつけた女性ミレディとの決別ですもん。「悪女に騙された」と言ってますが、どう見ても愛して結婚して、今も引きずってる。彼が生涯愛した女はミレディひとりでは?と思える執着。彼女を愛して裏切られた、という心の傷が全く癒されてない。
最後は、彼が愛したミレディはもういない、この女じゃない、という感じで決着を付けました。どうしても自分の手で殺せなかったようですしね。
心に葛藤がある複雑な大人の男、哀愁背負った背中、楊さん素敵すぎます。新しい魅力です。本当に素敵になって、嬉しい。武生からぐんぐん魅力的になってましたけど、歌も更に良くなってて感動しましたわ。この芝居、この歌、あのダンス、もう文句無しです。アトス様大絶賛。


ミレディ(白藤麗華)
影の主役というか、2部の主役と言うか、この人が居なかったら2部は無い。アトスをだまして伯爵(アトス)夫人となり、彼の弟を殺して逃亡。その後も悪事を繰り返す・・希代の悪女ですね。彼女の真意はどこにあったのか・・? お金でもなさそうだし、愛でも復讐なさそうだし。行動原理が分からなかった。強いて言えば、「悪女のプライド」かな。バッキンガム公爵暗殺も、コンスタンス殺害も、素晴らしい手際ですもんね。
最初の首飾り事件で失敗したのは、バッキンガム公爵の財力と熱意、つまり愛に負けたんですよね。だからバッキンガム公爵の暗殺も復讐なのかも。やっぱり「悪女のプライド」が一番の行動原理な女性なのかも。なぜアトスと破局したのか、そもそもなぜ結婚したのか、戸籍ロンダリングなのか。アトスへの愛はなかったのか。それは描かれてないように見えた。
アトスとミレディ、この二人の関係で進んでいく2幕前半、ミレディを軸に見ると、面白い。ミレディの心境は想像するしか無いけど、アトスへの愛はあったと思うな・・最後に彼にすがりついたのは、本心だった・・と思いたい。アトスと結婚して、内心改心して新しい人生を生きようと思っていたのかもしれない(アトスは妻時代の彼女に不満は言ってない)、彼の弟を殺してしまったのは、不幸な偶然か? 彼女の意図しないことだったように思いたい。だがその結果、アトスから軽蔑され嫌われ、幸せな結婚生活は破局し、追い出されて、またもとの裏街道人生に戻るしかなく。ここからあとは悪の路を一直線に突き進んだ人生だった。だから「悪女のプライド」が唯一の生きる支え。かな?
アトスへの思い、それは本物だったと思う、そう思いたい。最後まで彼には拒絶されましたが。彼に拒絶されているうちは、悪の道を行くしかない、そんな感じ。あらあら、かなりミレディに思い入れありますね、私。しかしアトスも再婚しそうにないし、恋すらしそうにないから、「彼の生涯ただひとりの女」になれたミレディの勝ちかもしれないなあ~なんて思います。
白藤さんのこういう悪女は大好き。自由自在、生き生きしてますよね。大絶賛です。


バッキンガム公爵(登堂結斗)
イギリス王族でアンヌの心の恋人。心では相思相愛、熱愛中。身分を顧みずお忍びで恋人に会いにいくほどの情熱家。その情熱がひんまがって、英仏戦争へと突入する。
これだけ愛で動ける人物、歌劇の主役にぴったりだよねえ。公に愛を語れない恋人、耐え忍び陰からひそかに支える、ではなく堂々と愛を語れるよう自分のすべてを駆使するぞ!と決意するまでの心境の変化が、あの少ない出番からもうかがえました。すごいわ~登堂さん。最後はセリフだけで殺されてしまったのが残念過ぎる。すごい存在感で物語を動かしていた人物でしたのに。
登堂さん、素晴らしい。立ち姿の高貴な美しさ。漂う主役感。声も演技も素晴らしい存在感で、私が1部の主役と思うほどのバッキンガム公爵を見せてくれました。もともとお芝居が抜群な方、本領発揮ですね!

二役のマザラン枢機卿は、これまた最初誰か分からなかったほどの別人。でもきちんとこの物語の中での枢機卿を、つまりケチで嫌われ者で卑怯な国家権力者である枢機卿を演じてました。この演じ分けも素晴らしい。態度はもちろん声も変えている。
久々に見る登堂さんのお芝居、絶賛です!ソロや高世さんとのデュエットもありましたが、歌も素晴らしいですね。本当に良い声をしている。早く主演が見たい人です。


アンヌ王妃(千咲えみ)
スペイン王女でフランス王妃、イギリス公爵との悲恋に泣く。なんて高貴な身分でしょう。だから所々で言葉遣いがいいかげんで、気になった。高貴な女性の話す言葉じゃない。これは脚本が悪いと思うの。誰かチェックしてほしいわ。
千咲さんは、雰囲気を作り上げていた。衣装に頼らず(頼れない)高貴な雰囲気を出すのは大変でしょうね。でも出していた。リシュリュー枢機卿に対するときのあの気の強さ!頼りなげに可愛らしいのに、実は芯が強くてしっかりしている、頭の良い女性ですよね。枢機卿との会話を見て「こういうところに、みんな(公爵、王、枢機卿)が惹かれるのね」と思ってしまいました。
更に10年後には大人の女性の落ち着きも出していた。演技力がある方だと思ってましたが、素晴らしい。少女の役より、こういう大人の役の方が似合うのですね。このキャストは良かった。
衣装だけがね・・王妃なのだから、もう少し豪華なドレスを着せてあげてほしい。10年後はまだ豪華なドレスを着ていたけれど、若いころ。素材もだけどデザインもなんだか変・・。劇団の衣裳部屋には、もう少し豪華なドレスがあると思うのだけど・・折原さんや平松さんが着ていた総レースの黒いドレスとか。あれをリメイクしたらよかったのに~とか思うほど、変なデザインだったと思う。私の好みじゃなかっただけか。でもなあ、王妃らしくデザインはシンプルでも生地は豪華にしてほしいのだった。。あのドレスであのセリフで品を出すのは大変だったでしょうね~千咲さん、すごいよ。



アラミス(愛瀬光)
美貌の元神父である三銃士。今回は美貌を使う場面が無くて・・元神父の場面だけ。だから愛瀬さんの誠実な人柄が出てしまって、プレイボーイには見えなかった。そして哀愁背負った大人の男アトスと、豪放磊落で陽気なポルトスに挟まり、一番印象が弱かったのが残念。・・特徴を出す場面無いもんねえ。戦場から王妃へ手紙を出すとき、あの場面でアラミスがご婦人に手紙を託すシーンを見たかったわ。アラミス、女性と絡む場面がないんだもの!もったいない。10年後の内心葛藤のあるアラミスの表情は素敵だったけど。
愛瀬さんもお芝居がすっごく上手いので、こういう裏のない役は残念だ(?)。一度、陰謀バキバキの悪役を見てみたいなあ~表は善人で主人公の親友、実は裏では悪の親玉ラスボス、みたいなの。


ポルトス(天輝レオ)
陽気な酒飲みの大男、三銃士のムードメーカーです。今回豪放磊落な武力男を演じて、天輝さん凄いいい雰囲気を出してました。この人も芝居が上手い。悪役も凄い素敵なのは知ってたけど、こういう役をしても素敵。個人的には黒い役をもっと見たい方。
トップスター高世さん、3番手スター楊さん、別格スタ―愛瀬さんと並んで遜色なく、若さゆえの未熟さを見せず対等な立場で三銃士を作り上げていた。違和感のない三銃士でした。学年差を考えるとすごいわ。今回で一回り大きくなったように思います。長身の短髪がかっこいい!
ところで、三銃士で唯一ポルトスにはソロが無かった。なんて不自然!アトスが歌い、アラミスが歌ったら、次はポルトスでしょ!!!と言いたい場面が何度もあった。こんなところに序列はいらん。ポルトスは三銃士なんだから、ソロ入れて!と思いました。


ルイ13世(椿りょう)
王子様!!と思ってしまったその立ち姿。明るい濃い水色の衣装がとてもお似合い。ふと「プリメール王国物語」の王子様が似合いそう〜再演するなら椿さんだな、なんて思ってしまいました。あの衣装のせいだ(笑)でも似合うんだもの。王妃(妻)に片思いする王様、その苦悩ぶりと若い王様ゆえの傲慢さが絶妙で、可愛かったです。
群舞場面では割とセンターが多く、とてもかっこよく踊っていて目立ちます。ダンスも素敵です。登堂さんに続き、こちらも将来が楽しみな方!いつか主演が見たいなあ。


リシュリュー枢機卿(緋波亜紀)
実は王妃に片思いで、そのためにいろいろ陰謀しているというとんでもない設定の方。それでいいのかフランス!?と思ったわ(笑)。たしかに枢機卿の割には、俗な印象ですもんね。マザランの方が枢機卿らしい雰囲気があった。
こういう邪恋というか、なにか企んでる邪さ、上手いですよね〜緋波さん!すごい。同じ系統の演技が絶妙な白藤さんと一緒にいると、「いったいどんな黒い陰謀企んでるの?」と聞きたくなる。白藤さんのほうがさらに上手という感じがするところも良い。緋波さんは、白藤さんが高笑いで連行された後、最後に陰謀を暴かれ「ち、覚えてろよ」といって去る悪役をやってほしい。なんか萌えるの。



侍女ロザンヌ(結城ありす
王妃の信頼篤い侍女ですがマザランに通じてます。でも最後まで発覚しない。素晴らしい演技力なのだろうか? ほくそ笑むロザンヌの顔が二面性が高くて、彼女がミレディと絡んで何かやらかすのかと期待していたのですが、特になにも無かったです。伏線回収しきれてない?ロザンヌの設定を途中で忘れたか? 王妃の後ろに立つ結城さんの視線や黒い表情が素晴らしかっただけに、深読みしすぎたか。ともあれ、最後に何もなかったのが残念だ。
結城さんは大変可愛らしい。侍女のドレスもとてもお似合い。あの可愛らしいお顔で、あのなんかたくらんでいる表情は絶品だ。はやく重要な役で見てみたい方です。


修道院長(凛華あい)
落ちつい居た院長様。声が優しくて言葉がはっきりと綺麗に聞こえる。お芝居がよいですね。二役の侍女マリーとは別人に見えました。


ロシュフォール伯爵(雅晴日)
コンスタンスを攫う隻眼の男。黒尽くめの悪役です。ほんの1場面でしたが、分かりましたわ。雅さんは優しい雰囲気があるのですが、荒くれ伯爵を頑張ってました。


宮廷人(京我りく)
後一人なんだから、なんか役をつけてあげて欲しかった。宮廷人などで活躍されてました。このかたもノーブルな雰囲気があるので、宮廷服が似合う。雰囲気は良いのから、もうちょっと体を絞るとさらに素敵になると思う。



今回の衣装、どれも華麗で凝ってましたね。王妃とバッキンガム公爵の衣装をもう少し豪華にしてほしいところですが、これはまあ予算があるものね。皆着た切りでなくてよかったです。やっぱり衣装がえしてほしいもの。5年ほどOSK見てるから、「プリメール」「カンタレラ」(「鬼ノ城」まで!?)の衣装が着回しされているのはわかったけど、それでいいから、着替えてほしい。

背景は、映像を使ってました。役者さんに背景映像が当たるのはどうかと思うけど、場所がかなり変わるので、わかりやすい場面転換ができてよかった。でも柱と壁だけでの場面転換も好き。


今回宝塚ファンでOSK初見の方とご一緒したのですが、「みんな歌がうまいね!」「かっこいい綺麗~」「宝塚と同じような感じと思ってけど、違う!」という感想(衣装とセットが段違いなのはまあ自明の理なので言葉にせず。好感のある「違う!」でしたよ)
役者さんでは、バッキンガム公爵が好評でした。私も好きだが誘導はしてない(笑) 
そういえば以前「真田幸村」を同じ感じで初見の方々と見た時も、「秀頼様が素敵!」と好評だった。登堂さんは、宝塚ファンのOSK初見者の意識に残る役者さんのようだ。芝居がうまく声が綺麗で、背が高くてノーブルだからね~私も好きな方。将来が楽しみだ。(ちなみに宝塚ファンは真ん中あたりより、その他若手をよく見ているのでこういう意見がでるのだな:笑)
皆さんに楽しんでいただきました。やっぱりOSKはお芝居も良いので、時々上演してほしい。レビューカフェっぽいのばかりは、誘いにくいや。初見者にはお芝居よ!かっこいいダンス場面は絶対に入ってるしね!!と思うのでした。私がOSKの芝居が好きなだけかもしれないが・・。こういうファンもいるでいいやんね。

というわけで、はやみ作品にしては脚本には疑問が残るものの、役者の魅力は発揮されていたので、まあ満足。今回はアトスとバッキンガム公爵だけで許せるくらい私好みを見せてもらった。あとは演出で、ポルトスにソロ、アラミスの場面があったらもっと良かったのに~と私の希望。
三銃士の世界、楽しみました!








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