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宝塚花組「CASANOVA」 [観劇感想(宝塚)]

宝塚花組「CASANOVA」
2019年2月9日(土)15時 読売貸切 2階11列上手
2019年2月12日(火)15時 2階12列上手 


花組は最近とっても好き。
明日海さんが円熟期を迎えて、ますます美しい青年に磨きがかかっているように思える。
「CASANOVA」もポスターからゴージャスで、あのポスターだけで千人どころか千万の女を魅了しているのでは?と思える出来。大変期待して見に行きました。B席だったけど・・・(無念にもB席しか当たらなかった)

一本もので筋はまあまあ、単純で分かりやすくて楽しい。
ただ、一幕なんかはちょっと間延び感がある。歌が多くて・・というより一曲が長くて、通常の歌の長さなら1幕で何とか収めることもできそう?と感じた。あとソロが多いのもね。
曲は現代風。いろいろ混じってる。なんでもありというか。
衣装も時代考証よりもゴージャスを優先した感じで、異世界感が漂い、曲もそうなので、「中世風異世界コメディ」なんだなあと思う。映像が綺麗。ファントムほど凝ってないけど、ちょうどいい感じ。

ストーリーはコメディだ。でももっと練れてきたらもっと笑えると思う。楽しく笑えたのはほとんどカサノバとバルビ神父の場面。あとはベアトリーチェとダニエラかな。この4人の馬車の場面はとてもの楽しかった。
コンスタンティーノとゾルチ夫人、ベネラの場面も、いい味出してて笑ったわあ。
笑っていいのか悩んだのがコンデュルメルの場面。シリアスなんだろうか・・笑かそうとしているのか・・2回見ても判断がつかなかった。

少し間延びしてるかなって部分をちと締めて、フィナーレをあと10分長くしてもらったら嬉しい。フィナーレも素敵だったから。私はこの作品好きだな。

201902花カサノバ正.jpg

祝祭喜歌劇
『CASANOVA』
作・演出/生田 大和  作曲/ドーヴ・アチア

カサノバというイタリア一の、世界一のプレイボーイのお話。女性を幸せにすることが快感というタカラジェンヌのような方ですね、明日海さんにぴったり。その彼が、運命の女性に出会いプレイボーイを廃業する!という流れ。しかしあの時代のイタリアってプレイボーイってだけで600年以上の懲役になるのね。バルビ神父の刑は何年だったんだろう?おとなしく刑に服してたところを見ると10年くらいかな?3人だし。
よく見ていると、コンデュルメルだって浮気して愛人もいるし、なぜカサノバばかりが?と思えてしまう。多分にモテない男性の嫉妬が入っているのだろうと理解しておいた。コンデュルメルはモテるのに、愛人や妻がカサノバに憧れているから?・・・ってコンデュルメルの私情か?審問官としてダメじゃん。

このカサノバがバルビ神父を連れて脱獄して、その途中に運命の人ベアトリーチに出会うことから話が進んでいく。ある意味、立場的にはロミオとジュリエットになるのだけど、このジュリエットは明るく積極的で行動力があるから、まあ強いこと。ロミオのほうも楽天的でなんとかなるさ~と軽く生きられる強さがあるので、強い。お互いに誤解やすれ違いがあるも、周囲に祝福され幸せになりました。

彼らの周りにいる人物も、バルビ神父をはじめ、明るく楽しい人が多い。お堅いダニエラだって明るく楽しい。オペラ大好き楽天家の総督とか、地位狙いの陰謀を企てたはずが愛する女性を見つけて、あっさり野望を捨て楽しく生きるコンスタンティーノとか。リアル水戸黄門して楽しんでいる方とか。みんな前向き。ちゃんと話の中で成長していく。
煮詰めているのはロザリア・コンデュルメル夫人だけかな・・真剣に暗黒の雰囲気をまとっているの。すごい迫力で、「あ、この人だけシリアス・・」とある意味違和感を漂わせている人。連れている6匹の黒猫ちゃんは妖しい使い魔かと思えば、実はお茶目で軽くて可愛いのになあ。
だから夫のコンデュルメルも、陰謀の主犯だし、奥様がアレだし、暗黒側の人物かな~と思ったら、ちゃらけたこともするし、間抜けなこともするし、この人ナンだ????と立ち位置が謎の人物になってしまった。黒い陰謀を企て話を進めるかっこいい悪役でシリアスを極めるか、陰謀を企てるけど間抜けですっとぼけのかっこいいつもりの勘違い君なのかが、わからなかった。
この夫婦、妻から夫への片想いは分かったけど、夫はどうなんだろうね・・・違法な妻の願いを聞いてやっているのは、「表現を間違った愛」なのか、それとも「発覚するとわが身が危ない保身」なのか。最初見たときは、政略結婚で、妻に関心なく、(だって「おまえがいなければ、ベアトリーチと結婚できたのに」と真剣に怒ってるセリフあるよね?)黒魔術に凝る妻を厭う雰囲気すらあるのに。本気で嫌がってたと感じたくらい。だからラストシーンが超びっくりした。ええええ!焦るの?助けたいんだ?って。あれが世間体のための芝居ならすごい演技力だよね>コンデュルメル。この夫婦の結末があれなら、もっと途中から(表情とか口調とか視線とかで)伏線張っておいてほしい。(私が見落としたのかもしれないけど。見たのが初日すぐのころだったから、柚香さんのお芝居いまはもっと変わっているのかもしれないね。もう完全に妻の片想いだったよ~)

そして空気読まずにシリアスな空気をぶった切って登場するコンスタンティーノとゾルチ夫人、ベネラの素晴らしいタイミング。最高だ!このトリオ。
誰も忘れられず、ちゃんと全員が幸せになるストーリーがステキ。
ゴージャスでハッピーで、笑って楽しくて、音楽も綺麗だし(ちょっと長いが)、とても好みです。

いつもながら、私が印象に残った順に好きなように書きます。

ジャコモ・カサノヴァ/明日海 りお
千人の女が惚れた稀代のプレイボーイ。プレイボーイの代名詞がカサノバっていうくらいですからね。物語の中では、本人の生存中から有名だったんですね。プレイボーイだけど女性にはとても誠実で、彼と関わる女性は誰も悲しんでいない。イイ男だ。その彼が運命の女性と出会い、恋を成就させるという物語。彼なりにかなり頑張って冒険してるのがいいなあ。バルビが不利になってもずっと彼についていくのがわかる。利用しようと思うだけなら、メリットが無くなった時点で別れてるもの。それがずっとずっとくっついて彼の役に立とうとしている。そういう人間的な魅力があるのですね。とても感じました(明日海さんと、水美さんの芝居も良くて伝わってくる)
明日海さんが美しい。あの豪華で美しい衣装の数々を見事に着こなし、美声を聞かせてくれる。明日海さんの声も好きだ。劇場中に満ちる声が綺麗。望海さんの周囲を圧倒する声も素晴らしいけれど、ふわりと包むような明日海さんの声も美声だ。
あの声にあの美貌。あの声で囁かれたら、私も宮殿の侍女たちのようになる自信がある。バラの一本ももらったら絶対に内緒でどこでも通してあげるに違いない。あの場面で、女官たちに感情移入できるって、すごいよね。カサノバがカサノバたる場面だもの。
明日海りおさん、最近すっごく好きです!!!


ベアトリーチェ/仙名 彩世
ベネチア総督の姪にして養女。両親の死後修道院で成長し、啓蒙思想にはまる。といっても活動家になるわけでも、自分の生活を疑問に思うわけでもなく、素直に生きているお嬢さま。多分、啓蒙思想が言う「貴族と平民の不平等」を実感するような場面を見たことがないからじゃないかな~世界が美しいものだと思っているような、そんな箱入りのお嬢さん。狭い修道院から、ベネチアという世界へ飛び出し、好奇心いっぱいで何でも見たい!知りたい!できることはやりたい!と動きまくるところからして、善良なのだろうなと思える。それが、カサノバに出会い、現実の世界は善悪二元で語られるものではないと気付き、善と信じてきたものの裏に隠されたものを知り、戦う。ほんと聡明ないい子だ。最後に、カサノバと旅に出ないという決断もまた、素晴らしい。彼女は「立場の責任」を知り行動するあの場面、現代のキャリアウーマンに通じる意志の強さと意識の高さを感じた。中世の話だけど、現代人が共感できる素晴らしいヒロインだ。
ベアトリーチェもまた素晴らしいドレス。豪華で斬新。時代考証は無視だと思われるが、綺麗なほうが良いので全然問題なし。仮面舞踏会の水色のドレスは素晴らしいわ。変身写真館に入るのではないか?とひそかに期待している。登場時のドレスとコート、カーニバルのレインボードレス。寝る時までひらひらがシンメトリーについた変わったドレス。彼女はドレスにこだわりがあるに違いない。なのに、最後の赤いドレスだけがシンプルで、あれ?と思っていた。まあカサノバの真っ赤な衣装とおそろいなのでしょうが、最後だけシンプルすぎて、びっくりした。あら衣装の話になってる。
仙名さんも可愛く作っていて、声が可愛らしいからぴったり。お芝居も上手いわ。歌も素敵。有終の美を飾られましたね~娘役集大成といいますか。あの役は娘役冥利に尽きるでしょ。


マリノ・バルビ神父/水美 舞斗
神父のくせに信者に手を出したので監獄入りしている人。カサノバと出会い、「運命の人」とばかりについていく決意をし、彼の従者になり、真剣に彼を案じ、彼のために生きている。といっても、自分の人生も謳歌してそう。この辺りの配分は上手いと思う。カサノバも彼のことを気に入っているようだし、多分初めてできた友人なんじゃない?って雰囲気が漂う。きっと嫉妬されてばかりで、男の親友はいなかったんだよカサノバ君。だからこのバルビとの関係もまた、(女性とは違うけど)大事にして、楽しんでいるように見えた。バルビもいいやつだし!根本のところで二人は共通していると思う。
今回はコンビのように明日海さんにくっついて動いているもじゃもじゃ神父の水美さん。結構なイケメンなのに、超美貌のカサノバにまとわりつくもじゃもじゃのために足蹴にされる・・この神父様、台詞のタイミングが良い。アクションも大振りで楽しい。間がいいから笑えるんだな。水美さんのお芝居、結構良いなと気づいた。カサノバの女性向けアクションにもくらくらしたけど、バルビとの楽しそう顔にもくらくら来ました。いいコンビでしたわ~。
この役、2番手がやってもおかしくないくらいイイ役だと思いましたわ。その場合は2幕でももっと活躍するでしょうね(もじゃもじゃではないと思うし)。生田先生のお気に入りキャラかしら。今回2幕の途中で、「あ、バルビ出しすぎた!!」と気づいて出番減らした感じがしたくらいの印象を受けた。生田先生、いかがでしょ?


ダニエラ/桜咲 彩花
総督から任命されてベアトリーチについている侍女かな。それなりに名家(名門官僚とか)の出身で、まじめな優等生という雰囲気。最初はベアトリーチにだめだしばかり。でも抑えきれないで、結局ベアトリーチに押し切られ、一緒に冒険の数々をすることに。それがダニエラにとっても新しい世界を開くきっかけになったんでしょうね。どんどん楽しそうになっていく様子がうかがえました。いつの間にかバルビといい雰囲気になってるし。彼もまた今まで知らなかったタイプのいい男なんだろうね。意外とお似合いのカップルになりそう。
禁欲的な紺のドレスが素敵。白い豪華な襟が清楚でまじめな感じがして良いですね。ダニエラもずっと一緒にいるだけあって、禁止事項が楽しくなってくるところや、馬車での場面など、とても存在感がありました。


ロザリア・コンデュルメル夫人/鳳月 杏
名前がどこにも出ていないが、夫が最後に呼ぶのだ。そこでやっと判明した。ロザリアだ。(懐かしの乙女ゲームではライバルのツンデレで賢く上品な令嬢の名前だな。)。政略結婚なので、相当良いおうちのお嬢様に違いなく、黒魔術に財産突っ込めるほどのお金持ち(多分実家が)。夫が好きなのに、素直に言えずに、一見嫌がらせのような愛情表現をするかなり変わった女性。ツンデレなんだけど、夫は全く気付いていない不幸。素直になれないのは、結構年上だからかな?と思える熟女風のビジュアル。黒魔術は若いころからの趣味にみえ、夫に構われない長い年月の間、かなりの域に達したのではないだろうか。魔女感が漂っている。夫が内心恐れてそれがため無視していることも知ってるみたいで、それも不満。リアクション欲しいよね。最後は耐えきれない現実に消えてしまおうとして、それをきっかけに、夫の愛(関心)を取り戻せました。このあと夫をしっかり指導監督して、良い夫婦になるのでしょう。この夫婦は絶対に夫を尻に敷いて妻が主導権をとるほうが上手くいくと思うのだ(笑)
上手い。妖艶な美女で女声の歌がこんなに上手いなんて。違和感なしの美女(しいて言えば、肩がたくましい)。こんなに素晴らしい女役ができる方、専科にいれば引く手あまただろうなあ。今こういう役ができる人がいないもの(一昔前の雪組なら醍醐せしるさんもできそうだ。ああそれなら、夫役は未涼さんで・・・なんて思ってしまう。)
外部で上演するなら、素晴らしい嵌り役だと思う。でも宝塚だし、さらに夫が立ち位置定まらない中、夫人のアクが強すぎて、ちょっと一人異世界でした。歌声は本当に絶品。
夫人のドレスは変わったデザインですね。足を見せるようになっている。色も黒と銀とでシックだし、やっぱり変わった趣味なんだ・・と思いました。


アントーニオ・コンデュルメル・ディ・ピエトロ/柚香 光
ベネチアの住人委員会の筆頭で、審問官。結構な権力者。会話からするとよいお年。そろそろ名実ともに権力を握りたいお年頃か。楽天家総督の贅沢で財政が苦しいので、トルコ人の成金を使ってそれを解消したあと、実権を手に入れようと黒い陰謀を立てる人。・・・結構、計画が甘いよね。ベアトリーチェありきで、カサノバにかっさわれたら打つ手なしって。ちょっと拙速すぎる気もするし、もっとどんと構えて陰謀しようよ。目薬とか惚れ薬とかつまらぬ小細工はいいからさ。目薬の場面とか、仮面舞踏会の会話とか、笑かしてくれているのか、まじめにいっているのか判別できなくて笑えなかった。笑ってもいいの?笑うとこ?と戸惑ってしまった。私の好みは、どーんと黒い陰謀家がいいな。能天気な人々の中で、一人シリアスに国を憂えて陰謀を企んでほしい。でも、正義の前に失脚するの。そこを邪険にしていた妻に救われる・・で改心するって感じ。
書いていて思ったけど、私のものすごく好きなタイプの黒い役じゃないか。めっちゃ美味しい黒い役なのに、美味しく見えないのがもったいない。軽いのよ~もっと重厚感が欲しいなあ。若いし。セリフからしたらもっと年配役よね。妻よりはるか年下に見えるし、ベアトリーチェに「おじさま」って言われて「えええ?」と驚いたくらい。どうみても同年配、もしかしたらベアトリーチェよりも年下に見える。柚香さん、若いのよん。髭つけても良かったかも?
あと歌。難曲の歌が厳しいですね、何言ってるか聞きとれなくて、ちょっと困りました、私の耳。低音で魅惑的な声で歌ってくれたら、一気に人気爆発しそうな役だし(私の中でだ)、そういう雰囲気だけでも味わいたい。コンデュルメルって凄く私のタイプなのよ。




フォスカリーニ総督/高翔 みず希
総督という割に、やったことは「モーツァルトへオペラを依頼した」だけだし、ベアトリーチェに甘いし、こういう感じで仕事してきたんだろうな・・財政危機も頷けますわ。ベネチアはア王政じゃないから、統治能力がなければ別に人に代わると思うのだが・・まま人は良さそうなので、民には慕われていそう。だから赤字なのかも。どこかのんきで人の好い総督は、優しい雰囲気をまとう高翔さんにぴったりでした。

ゾルチ夫人/花野 じゅりあ
カサノバとも付き合いがあり、コンデュルメルの元愛人。で、とばっちりをくらいコンデュルメル夫人に拘束される羽目に。夫への嫌がらせ愛情の手段に使われてしまいます。(コンデュルメル夫人は何気に誘拐犯なんですね)。命の危機!という場面で、能天気なトルコ人が現れ、助けてくれると思いきや一緒につかまり。それからが本領発揮。黒魔術の権力者夫人につかまっても、能天気に楽しく恋を語れる図太さがあり、それが幸せにつながりました。彼女も運命の人を見つけたのですね。愛を語るおっとりした夫人の場面に、邪魔をしたベネラへの鋭い一言。これが夫人のしたたかな本性を見せてました。それでもコンスタンティーノは惚れっぱなし。豪商夫人になるのだから、そのくらいでなくてはね。

コンスタンティーノ/瀬戸 かずや
成金のトルコ人。ベネチアで生きていて、さらに総督の地位まで狙うとは。貴族につながりがないので、いろいろ考えて裏から手をまわしている風。有能な商人です。が、猫好きで可愛い一面も。さらに惚れ薬をすっかり忘れて自分で飲んだり、結構間抜け。そして謎の魔女につかまっても慌てず動じず、さらに美女をくどき落とすとは!すごいデキル男だ。
ベネラを言いくるめてまんまと脱出する場目は、その甘言ぶりが見事で、やり手やなと思います。要所要所は押さえてらしゃいますが、出番少ないよね・・。
瀬戸さんトルコ衣装がかっこいい。そのトルコの衣装ですが、「インフィニティ」のマッツマハラジャの衣装を着ていらしして、すっごく懐かしかったです!

ベネラ/音 くり寿
コンデュルメル夫人の猫のひとり。金曜日担当。食い気が盛んで、見張りを忘れたために、夫人に怒られる。でも懲りない。ラブラブのバカップルを傍で見ていて、何を思ってたのでしょう(笑)→一緒に聞いてわくわく楽しんでたみたいだけど。コンスタンティーノ話上手いな。
コンスタンティーノの甘言に乗って結局、ハッピーエンドの重要なお手伝いをしました。猫たちは夫人の傍にいるときは妖しい魔界の黒猫の雰囲気を漂わせていますが、ベネラを筆頭に根は明るく可愛く能天気。あの暗い影を背負った奥方様の側にいて、奥様は影響を受けなかったのだろうか、やはり猫をかぶっていたのか。なんて思ってしまいました。
猫6人とも、それぞれ髪の色やアクセサリーとか、仕草も可愛かったです。



ブラガディーノ卿/航琉 ひびき
カサノバの父替わりと言っていますが、実の父なのでは?という溺愛っぷり。カサノバの怪しいお告げに騙されたふりしてかくまい資金援助し、いい父ではないですか。最後のセリフがジーン説きます。あの場面好き。でも物語上では全然必要ない場面のようにも思える。航琉さんのお芝居良いわあ。

モモロ/羽立 光来
ゴンドリエで、ベアトリーチェの抱くイメージそのもの。歌のうまさでアングラの人たちにスカウトされ、宮殿での「ドン・ジョヴァンニ」の騎士団長役に抜擢された。どうでもいいが、あの場面も雪組公演を思い出してしまい、白塗りの香綾さんを思い出してしまったのでした。


<アバンチュリエ>
ミケーレ伯爵/夏美 よう
水戸黄門です。コンデュルメルが「私を裁けるものなどいない」と豪語していたので、こりゃなんかあるなあと思っていたら、やっぱり用意してありました(笑)。
もう最後の場面の「このお方をどなたと心得る!!」ってセリフ、爆笑しそうになりました。そのまんまやん!印籠は?助さんと格さんは?って思ったよ。今回は単独の黄門さま。ミケーレ伯爵としてアングラで楽しそうに遊んでましたし、お裁きの場面も生き生きしていて、いいなあこの人って思いました。


アンリエット/城妃 美伶
カサノバの女の一人で、男装の麗人。男装のおかげでカサノバの危機を救うことができました。ていうか出番それだけ?いいの?と思いましたわ。


モーツァルト/綺城 ひか理
十人委員会のメンバーなので、あの白い桂をかぶっている。なんだかイケメン度が3割減少するような気がする。地下酒場では彼がかなり引っ掻き回し、彼がいないと話にならない中心人物。それだけに目立ちますね。そして歌。綺城さんはもっと歌える人だと思うので、もっと響かせてほしいところ。
ぶっ倒れたり生き返ったりするお芝居は楽しかったです。


バルサモ/飛龍 つかさ
あの髪型が独特でとっても目立ってかっこいい。歌声が一番響いてくる。錬金術師らしいけど、そのうさん臭い雰囲気がステキだ。愛妻家なところもいい。ずっと妻を大事にしているし、包容力を感じさせてくれました。イイ男だ。

セラフィーナ/華 優希
バルサモの妻。錬金術には疎そう。ちょっと良いところのお嬢様風。駆け落ち?という雰囲気も。バルサモは彼女をとても大事にかばっているし、セラフィーナも夫を頼りにしている。相思相愛という雰囲気だけど、ドレスもだけどセラフィーナはアバンチュリエの中では浮いている。品の良いドレスで可愛らしい帽子までかぶっていて、お嬢様な雰囲気が漂うのだ。この二人のロマンスも見てみたいわ。


メディニ伯/聖乃 あすか
詐欺師で、モーツァルトをカモにしたけど、カサノバに巻き上げられた。うさん臭いけど、彼は「伯爵」を自称しているだけあって、貴族の雰囲気もありますね。


アントニオ・バレッチ/帆純 まひろ &マノン・バレッチ/舞空瞳
地下メンバーの美形兄と可愛妹。兄のほうは妹や母と一緒にいて、ほかの二人(バルサモやメディニ)ほど目立ってない。綺麗なんだけどなあ。あまり役割がないからかな?



こんな感じです。
衣装が素晴らしい、音楽も良い、照明やセットも工夫があって。動くベネチアのお屋敷なんてままごとみたいに楽しい。あれでも雰囲気出ますよね。すごい。ゴンドラの場面も本当に運河にいるみたいな雰囲気。カーニバルも舞台に高さがあって華やかに楽しい。
カサノバが宮殿の中へ潜入する場面の女官たち!(あの女官の衣装も良く使いまわされてますね)あのぞろぞろ感は好きだ。

フィナーレは豪華で定番でとても楽しかった。でも具体的に覚えていない。
ああ、もう一回くらい見たい。見れたらいいなあ。でも3月は厳しいな・・・。

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hanihani

今回は大劇場を沢山観ましたから解説を(笑)
なんだかこの1年くらい突然みりおちゃんが好きになって
今は本当に「好き!」という感じです。ふふふ

*セラフィーナちゃん(華 優希)
ちょっと良いところのお嬢様風・・・それが先生のご指示です。
皆と同じに見えてはいけない、一人とんでもなく並外れたお嬢様でいて欲しいそう。でも、夫のことは大好きで駆け落ちしてきたってことだそうです。しかも毒薬飲ませちゃうのも、よかれと思ってしてるので、全力でにこにこして「いいのがあるよ」と渡しちゃうそうです。薬のことは一応夫が「これはさぁ~」と明るく説明してくれるので(飛龍さんの声が聞こえますよね)大好きな夫の役に立ちたいと思って、勉強はしているそうでした。信頼できる男だそうで幸せだそうです。結婚指輪はお稽古のときにいただいたそう。
二人の出会いから今に至るまでは細かく話があるそうで、東京でゆっくり聞くことにしました。

*メディニ伯/聖乃 あすか
出番は大したことがないのに、あすかちゃんの声がものすごく太く強く前に出てくるようになったので、舞台で存在感が出たよね。
次はF4でしたっけ?期待できるなぁ。初舞台生に妹さんがいましたが、全然タイプが違って美人姉妹、面白かったです☆

*バルサモ/飛龍 つかさ、モーツァルト/綺城 ひか理
バルサモのほうがお役は軽いんだけど、表情とか声とかよく出ていてすぐに目に入ります。ああ、こういうときに亜蓮くんがいないことが寂しく感じましたよ。綺城 ひか理くん、君はもっと頑張れ!
新人公演は103期だったよ!

*ブラガディーノ卿/航琉 ひびき
カサノバの父替わりと言っていますが、実の父なのでは?という溺愛っぷり。・・・カサノバは貴族の庶子だから本当のお父さんなんだと思うよ。だから「こんなことしか出来ない」というのは本当なのだと思います。

*ベネラ/音 くり寿他、ねこの皆様
可愛い女官に薬を飲ませてねこにしてるんだって!!
あの可愛い衣装もご主人様が揃えて作ってくれてるらしい。
クリスちゃんはその中でも抜群に似合ってたよね。やはり「蘭陵王」の成果はあるなぁと感じます。とくに新人公演で華ちゃんと二人のところで、うまくお嬢様を立つように支えてくれているのを感じました。今までの「私!私が一番!!」というのがだいぶ消えて
良い感じに演者になったと思う。いいよ、くりすちゃん。

*アントーニオ・コンデュルメル・ディ・ピエトロ/柚香 光
妻よりはるか年下に見えるし、ベアトリーチェに「おじさま」って言われて「えええ?」と驚いたくらい。・・・私も驚いた。
そんな年には全然みえないから、自分たちで補填するとたぶん出戻りの金持ちの娘ちなつさんと財産と地位目当てに結婚したのだ。
ただ、そこそこ愛していたのにたぶん先にカサノバに忍び込まれて
(ほら、熱心にお仕事してそうだから帰りが遅くてちなつさんが寂しくなってしまい?)対抗心だけで今は生きてる感じ。
それは仮面舞踏会のところを観ているとわかります。
最初は目の前にいる貴婦人と踊りだすのですが、顔とか身体とかに
手を当てて「えっ?あれ??」となり確認しようとすると妻は逃げてしまうのですが、「あれは妻か?」とちゃんと表情で芝居が出来てますよ。で、「そうか」となってます。れいちゃん、ちゃんと研究して芝居を深くしています。
だから東京公演がますます楽しみで回数観たくて困るわ(笑)
そして声に関しては生まれ持ったものに関係しているので、あまりそこに触れるのは気の毒な気がする。とくに悪声と言われるタイプね。楊琳さんに「もう少し背が高かったらいいのに」と望むのと同様に私には思えます。

*ベアトリーチェ/仙名 彩世
最後の赤いドレスだけがシンプルで、あれ?と思っていた。まあカサノバの真っ赤な衣装とおそろいなのでしょうが、最後だけシンプルすぎて、びっくりした。・・・あれはあえてシンプルにしてるんだそうなの!で、ベアトリーチェの気持ちをアクセサリーで表現しているのだそうな。さすがに深いのですよ!!
総督の娘として生きていくと決めた時はこれとか
カサノバへの愛で自分の生き方に揺れている時にはこれとか
一緒に旅には出ないのですが、自分の足元をしっかり見つめ、
でもカサノバへの愛にあふれてきらきらしている時にはこれとか
それを聞いてドレスがシンプルなのはそういうことかと、ちょっと
感動しました。
こんな素敵なトップ娘役さんに教えを受けることができた花娘はみんな可愛く素敵になるよね~
ほんとカサノバへの愛の場面、みんな可愛くて個性があって
可愛くてきらきらしてますよね。すごく楽しい。髪型とかアクセサリーとか個々に考えているから楽しいです。

知り合いの下級生娘役さんが女官で薔薇が出た!のあとで、捕まりそうになるときに、アゴクイされているのですが、毎公演死にそうになるそうで(笑)つい私もチェックしてしまします。
by hanihani (2019-03-05 17:21) 

えりあ

hanihaniさん

詳細な解説をありがとうございます!
セラフィーナお嬢さまの駆け落ち説はあたりですね(笑)
アバンチュリエの場面、楽しかったですね。人数が多くて目が足りない状態でした。仮面舞踏会もだけどあちこちでお芝居が始まるから目が足りなくて。柚香さんがそんなお芝居されてたんですね、見落としていた・・・悔しい。声はねえ仕方ないけど、はっきり歌ってほしいかな~と思う部分も。私も年だし~耳弱ってきてるのよ。
背は高いに越したことないけど、舞台では大きく見えたらいいから問題ないと思ってる。大きく見せられないとだめだけどさ。
ベアトリーチェのドレスはどれも素敵で場面にあっていたけど、理由があったのですね。
もう一回見たいな。、と思います。・・・東京行けたらいいけどな~多分次に見れるのは映像でしょう。
by えりあ (2019-03-05 20:17) 

ミカ

casanova!
1回しか観てない(B席)ですが
楽しかったです~ すごく笑いました
1本ものですが最後まで飽きもせず
楽しく見れました
明日海さんにぴったりの役だなと思いました (*'▽')
歌がうまい方が多いとストレスなく見れますね
by ミカ (2019-03-11 12:19) 

えりあ

ミカさん

B席でもとっても楽しかったですよね~明日海さんはじめみんな歌うまいし綺麗だし、ストーリーは単純で楽しくて頭要らなくて、すっごく気楽に笑って楽しめました!もう一回見たかったです(1階で!)
by えりあ (2019-03-11 20:25) 

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